
はじめに:脂肪肝とは?
どうもひかるです。
皆さんは脂肪肝という言葉を耳にしたことは
ありますか?
お酒を全く飲まないのに肝臓の数値が悪いと
診断されたって人、中には居ると思うのですが
血糖値が高い状態が続くと脂肪肝になる可能性が
グンと高まることが分かってきました。

実は血糖値が高い人、糖尿病の人の55%は
この脂肪肝を抱えていると言われていて、
今回は血糖値と脂肪肝の関係についてお話していきます。
脂肪肝は、肝臓に過剰な脂肪が蓄積した状態のことで、
肝細胞に中性脂肪が溜まることで
肝機能が低下してしまう病気です。

脂肪肝には、飲酒が原因で起こる
「アルコール性脂肪肝」と、
食生活や運動不足などが原因で起こる
「非アルコール性脂肪肝(NAFLD)」
の2種類があります。
特に、
日本では非アルコール性脂肪肝が増加傾向にあり、
生活習慣病の一種とされることが多く、
糖尿病やメタボリックシンドロームとの
関連も指摘されています。

血糖値と脂肪肝の関係とは?
血糖値と脂肪肝の関係には、
特にインスリンと血糖の管理が大きく影響し
血糖値が高い状態が続くと、
肝臓に脂肪が蓄積しやすくなり、
脂肪肝になる可能性が高まります。

高血糖が脂肪肝を引き起こすメカニズム
血糖値が高いと、
体内で多くのブドウ糖が肝臓に運ばれ、
ブドウ糖が過剰な状態になります。
体は過剰なエネルギーを脂肪として蓄積するため、
肝臓で中性脂肪が生成されやすくなります。
この中性脂肪が肝臓に溜まることで
脂肪肝が進行し、肝臓の働きが低下してしまいます。

また、高血糖が続くことで
インスリン分泌が過剰になり、
インスリンの効きが悪くなる
「インスリン抵抗性」が生じます。
インスリン抵抗性により、
細胞はブドウ糖を効率よく利用できなくなり、
血中のブドウ糖が肝臓に多く取り込まれて
脂肪として蓄積されやすくなります。

これにより、
血糖値が高い状態が続くと、
脂肪肝のリスクも高まります。
インスリン抵抗性と脂肪蓄積
インスリンは血中のブドウ糖を
細胞に取り込む働きを持っていますが、
インスリン抵抗性が進むと、
ブドウ糖が細胞に取り込まれにくくなります。
その結果、
肝臓はインスリンの影響で脂肪を生成しやすくなり、
肝臓に脂肪がどんどん蓄積されます。

インスリン抵抗性が進行すると、
体のエネルギー消費がうまく行われず、
エネルギーが脂肪として蓄積されやすくなります。
特に中性脂肪は肝臓や血管に蓄積しやすいため、
肥満や脂肪肝だけでなく、血管にも悪影響を与えます。
さらに、
インスリン抵抗性はメタボリックシンドロームや
2型糖尿病のリスクも高めるため、
血糖値と脂肪肝の関係には注意が必要です。

小型LDLと脂肪肝の関係
脂肪肝は肝臓だけでなく、
血液中の脂質にも悪影響を与えます。
特に、
脂肪肝が進行すると「小型LDL」と呼ばれる、
動脈硬化を引き起こしやすい脂質が増加しやすくなります。

小型LDLとは?
「小型LDL」は、通常のLDL
(悪玉コレステロール)よりも粒子が小さく、
血管壁に沈着しやすい特徴を持っています。
通常のLDLは、血中で酸化すると血管に溜まりやすく、
これが動脈硬化を進行させますが、
小型LDLはさらに血管の隙間に入り込みやすいため、
酸化して血管壁に沈着しやすいのです。

脂肪肝が進行すると、肝臓での脂質代謝が悪化し、
血中に小型LDLが増えやすくなります。
小型LDLは動脈硬化を引き起こしやすく、
心臓病や脳卒中などのリスクを高めます。

小型LDLが増加する原因とそのリスク
小型LDLが増える原因の一つに、
高血糖やインスリン抵抗性が挙げられます。
インスリン抵抗性が進行すると、
肝臓で脂肪が蓄積し、
肝臓が正常に脂質を処理できなくなります。
その結果、
LDLが小型化し、小型LDLが増加するのです。
小型LDLの増加によってさまざまな
病気を引き起こす可能性が高まります。

動脈硬化:小型LDLは血管に沈着しやすいため、
血管の狭窄や閉塞を引き起こし、
動脈硬化を進行させます。
心疾患:動脈硬化により、
冠動脈が詰まることで心筋梗塞や
狭心症のリスクが増します。
脳血管疾患:小型LDLによる動脈硬化が進むと、
脳の血管が詰まりやすくなり、
脳梗塞などの脳血管疾患のリスクが高まります。
このように、血糖値のコントロールができていない状態は、
小型LDLの増加や脂肪肝の進行を招き、
深刻な健康リスクを引き起こす可能性があるのです。
脂肪肝を防ぐための生活習慣改善のポイント
脂肪肝と小型LDLの増加を防ぐには、
血糖値の安定が重要です。

脂肪肝を予防し、血糖値をコントロールするための
具体的な生活習慣改善のポイントを紹介します。
血糖値を安定させる食事法
低GI食品(玄米、全粒粉パン、野菜、豆類など)を
中心に摂取することで、食後の血糖値の急上昇を防ぎます。
血糖値が急激に上がらなければ、
インスリンの過剰分泌を防ぎ、
脂肪が蓄積しにくくなります。

また、食物繊維とタンパク質をしっかり摂ることで、
血糖値を安定させ、満腹感が持続しやすくなります。
例えば、ブロッコリーやほうれん草、
鶏肉や魚、豆腐などがオススメです。

運動による脂肪燃焼
運動はインスリン感受性を向上させ、
血糖値のコントロールに役立ちます。
特に、
有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることで、
脂肪の燃焼が促進され、
脂肪肝や肥満の予防に効果的です。

ウォーキングや軽いジョギング、
スクワットやプランクなど、
続けやすい運動を日常に取り入れると良いでしょう。
定期的な血液検査でのチェック
脂肪肝や小型LDLの増加は、
初期段階では自覚症状がほとんどないため、
血液検査によって定期的にチェックすることが大切です。
特に以下の項目に注目して検査を受けましょう。

AST、ALT(肝臓の数値)
これらが高いと、肝臓に負担がかかっている可能性があるため、
早めに対策を取ることが必要です。
LDLと小型LDL
LDLが高い場合は、LDLのサイズも確認することで、
小型LDLのリスクを把握できます。
血糖値とHbA1c
血糖値と過去数カ月の平均血糖値を示す
HbA1cを定期的に確認することで、
血糖管理がうまくいっているかどうかを判断できます。
まとめ:血糖値と脂肪肝をコントロールし健康を守ろう
血糖値が高い状態が続くと、
肝臓に脂肪が蓄積されて脂肪肝が進行しやすくなり、
脂肪肝が進行すると、
血中に小型LDLが増え、
動脈硬化や心疾患、脳血管疾患のリスクが高まります。
そのため、血糖値を安定させ、
インスリン感受性を高めることが、
脂肪肝の予防に大切です。

脂肪肝と小型LDLの増加を防ぐためには、
血糖値を安定させる食事や適度な運動、
そして定期的な血液検査が欠かせません。
毎日の生活習慣を改善し、
健康な体を維持していきましょう。
それでは今日はこの辺で!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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